「女子力」で混合戦は一変する?

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

西橋奈未

11月1日以降を初日とする開催から、男子の最低重量が51キロから52キロに変更になった。これによって男子と女子の体重差は5キロとなっている。この1キロがどのくらい影響を及ぼすかは気になるところだろう。

奇しくも新ルールになってから混合戦における女子選手の活躍が目立っている。11月5日には平高奈菜が若松の混合戦で優勝。節間オール2連対で1号艇から王道優勝。

12日には芦屋の混合戦で西橋奈未も1号艇優出から逃げ切ってデビュー初Vを決めている。こちらも節間オール2連対だ。

さらに17日の大村でも竹井奈美が1号艇で優出。結果的には準優勝だったものの、節間オール舟券絡みで強さを発揮した。

3人共通して言えることはエンジンがかなり出ていたこと。以前も4キロ差あったので、たまたまという可能性もあるのだが、それにしてもエンジンの出方がエグかった。特に西橋はピット離れから強力で、スタートで後手を踏んでも、ターンで力強く追い上げるなどまさに「女子力」を見せつけている。

その点に関して西橋は「確実に体重差は感じました」と言う。体重差はどの足に影響を及ぼすかという点だが、多くの選手に聞いた感じでは出足という。その延長でターンの出口からの押しに大きな差が出るようだ。伸びに関してはそれほど差はないとも言う。

体重の件は、次号のマクールで特集する予定だが、これだけ女子が活躍しているのは注目に値する。男子のプラス1キロによって、SGでも女子がさらなる活躍を見せる可能性すら出てきた。