江戸川のスタートの難しさ

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19日、江戸川オールレディースで痛恨のF2を喫してしまった米井里実だが、当地の女子戦ではフライングは多い。そもそも、江戸川は全国で最もF率が高い。それは河川で行われていることに加えて、潮の流れが大きく影響しているからだ。

風だけならまだしも、目では分からない潮の流れさえも予測しなければならない、という難しさがある。スタート展示である程度は確認できるだろうが、それでも本番までに流速(1秒間に何センチ流れるか)は変化することが多い。風向きと潮の向きが同じ時は、1秒で1艇身流されることもあるだろう。いかにスタート巧者でも、この潮の流れに慣れていないと勘は大幅に狂うことになる。

最終日の8Rでインから逃げた長嶋万記。スタートタイミングは0.14のトップスタートだった。理想的なスタートに見えたがレース後には「スタートは全然分からなかったですね。潮の関係で。様子見で絶対に入っていると確認してからスタートを切りました」という。ちょうどこのレースあたりから、風向きが変わっている。「全然わからなかった」のは、それも多少影響したからだろう。