1000勝間近の西山貴浩

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西山貴浩

2020年記念戦線の第2戦、若松ダイヤモンドカップは昨年のGP覇者、石野貴之の優勝で幕を閉じた。準優では2レースが事故レースとなるなど、後半は風に悩まされたシリーズ。優勝戦も安定板をつけてのレースとなったが、石野にとって懸念されたピット離れの不安もなくなり、イン逃げを決めた。7年連続GP出場へ向け、非常に幸先のいいスタートを切ったと言えるだろう。

この優勝戦、地元選手として出場した5号艇の西山貴浩だが、このコンディションで5コースはいかにも遠く、見せ場なく終わってしまった。ただ、シリーズを盛り上げた一人となったことは間違いない。下位機を連日の整備で何とかもたせ、4日目2走目には4コースから得意の差しを突き刺して1着、得点率を一気に引き上げ、翌日の準優も混戦を粘って2着を確保し、優出した。

話題を呼んだのが3日目9Rの「ほぼイケメン戦」だ。1号艇に西山、他は2号艇から順に篠崎元志深谷知博永井彪也山田祐也中田竜太というメンバー。自身を「ほぼイケメン戦のほぼ担当」と呼んだ西山ならずとも、一般男子からはブーイングが出そうな番組。しかし西山はここで意地の逃げを決め、勝利者インタビューでは西山に激しく追走した深谷を「陸の上ならストーカー!」と非難するなど西山節を炸裂、爆笑をさらった。最後は「選手は安全第一、公正第一に必死に走っていますので、皆さん、安心して舟券を買ってください!」というアピールも。