~実況アナの穴目八目~

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赤岩善生

グランプリ直前のGI開催に、寒暖の差が激しい三国の水面で連日熱戦が繰り広げられた「開設66周年記念 GI北陸艇王決戦」は、優勝戦のメンバーが出揃いました。ただ、地元勢で優勝戦に駒を進めた選手がいないのは寂しいですが…。

それでは、今回のコラムは、私・小林アナの「開設66周年記念 GI北陸艇王決戦」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①赤岩善生古賀繁輝岡崎恭裕吉川元浩深川真二小坂尚哉。準優勝戦の1枠勢は、丸野一樹選手がスタートで後手を踏んでの敗戦となりましたが、古賀選手と赤岩選手は順当に優出切符を手にしました。

準優・11Rで毒島誠選手を道中で逆転した深川選手が優勝戦に進出したことで、コース争いは見逃せないものになりました。深川選手が外枠なら、コース争いは必至です。同じ佐賀支部の古賀選手とのコースの折り合いは最大の勝敗のカギになりますが、進入は152/346になることが濃厚だと読んでいます。

さて、深川選手のコース取りによって、イン想定の赤岩選手の信頼性が気になります。私の答えは、「問題なし」です。機力面も問題ないレベルですし、三国は大の得意水面です。覚悟を決めたイン戦で、一気に主導権を握る公算は高いとみています。

それでは、今回の北陸艇王決戦・優勝戦のフォーカスです。赤岩選手の頭を軸にして、相手はモーターの底力が侮れない深川選手と小坂選手のどちらかが激戦の3着争いを制する狙い目、1-234-56の6点で勝負します。

最後に、赤岩選手の三国の戦績に触れておきます。デビューから7回の優勝戦進出は、全て優勝の結果になっています。私自身、実は予選最終日の6号艇で1着を取った時に、赤岩選手が多分優勝するんじゃないかと感じていました。66代目の北陸艇王決戦の覇者は誰になるか!?に、ご注目下さい!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。