チャレンジカップの傾向

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明日(19日)から始まるSGチャレンジカップ。前検のエンジン抽選状況や詳しい展望は特設サイトに譲るとして、ここではチャレンジカップ(CC)の開催システムやレース傾向について触れてみよう。

このタイトルは5年前の第17回から、他のSGとは大きく異なる番組編成に一変した。出場選手は通常のSGの52人出場に対し、その約3分の2となる34人。SGのCCはレディースCCと並行して行い、予選は4日間各日の中で8レース、計32レースしかない。

出場選手34人のうち半数以上の18人が準優へ進めるが、独走するケースは稀だ。それはSGの上位組が集まることもあるが、使用するエンジンの差が小さいことも理由に挙げられる。CCは上位機、LCCは下位機を使用する。そのため節前半で大きな着を取っても諦めないので、予選は毎年、混戦を極める。

準優ボーダーの得点率は、通常のSGの6.00前後よりは当然低くなる。この5年間で昨年の5.40(5走で27点)が最も高く、15年には4.67まで下がったことがある。流動的ではあるが、ひとまず5.00あたりが目標となるか。

その一方で優勝候補の一番手となる予選得点率1位も、星の潰し合いが激しく、それほど高くならない。昨年は7.20(5走で36点)がトップで、過去には予選1勝の選手が1位となったこともある。連勝は少なく、着をうまくまとめた選手が上位に来る。

しかし混戦模様の予選と一転して、優勝戦は1号艇が05年の第8回以降、14年連続で勝っている。第12回では原田幸哉がインを取られたが道中逆転で優勝、この1戦を除いては全て逃げ切り。他のどのSGよりも堅い決着が継続中だ。