意外と知らないスリット写真の話

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スタート展示後に映されるスリット写真だが、これは大時計がちょうど0秒の瞬間に撮影したものではない。専用のスリットカメラで撮られたものであり、スリット線のごく細い隙間を連続撮影して、それを合成したものである。厳密に言うと合成とは違うのだが、イメージとしてはそのような感じである。

大時計の0秒から1秒間を連続で撮影したものであるから、舟の形状などがやや不自然に見えるかもしれない。しかし、このいびつな形は意外と予想に役立つものなのだ。ごく単純に舟の長さが短ければ、速度が出ているということ。ダッシュ勢の舟が短いことが多いのはそのためである。逆にインを中心としたスロー勢は舟が長いことが多いはずだ。それはスピードが出ていないというよりも、スタート時にまだ最高速度に達していない可能性があるからだ。