やはりダービーは特別?

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重成一人

昨日発表された第66回ダービー(児島・10/22~)の出場選手で、5人の初出場者の中に意外なことに重成一人が含まれていることはお伝えした。重成は出場勝率のボーダー上でボートレース甲子園を迎え、勝負駆けを成功させて初出場を決めた。

今年の選考ボーダーは7.14、重成の選考勝率は7.15で49位での出場となる。この順位が示すように、重成はこれまでのダービー出場争いではさほど上位の成績は残せてこなかった。過去10年では7.19で予備4位となった3年前が最高の成績。昨年は6.83で125位、一昨年6.89で109位だった。

ただ、出場権を得ていた年はあった。それは2012年で、この時は前年のグランプリ優出により優先出場権を有していた。ところが同年のオーシャンカップ準優でフライングをきってしまい選出除外になり、初出場を逃してしまった。重成にとってダービーは、縁の遠いSGだったわけだ。

他のSGにはすべて出場経験がある。各SGの出場回数はクラシック6回、オールスターは今年まで連続10回、グラチャンは今年までの連続12回を含む13回、オーシャンカップ12回、メモリアル10回、チャレンジカップ7回、グランプリ2回(シリーズ10回)。SGに出場し始めたのは04年で、それ以来、言ってみればみごとなほどに、ダービーだけに出場できていない。

SG常連の重成でさえ出場できてこなかったダービーは、それだけハードルの高いSGだということもできる。だからこそ多くのレーサーが出場を渇望するのだろうし、また、その勝者がダービー王と呼ばれる所以なのかもしれない。