~実況アナの穴目八目~

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齊藤優

今年のBOATRACE三国「マクール杯」は男女混合戦で行われてきましたが、今日(12日)の準優勝戦を勝ち抜いた6選手が優勝戦の進出切符を手にしました。女子レーサーで準優に駒を進めた岩崎芳美選手と新田有理選手は、惜しくも優出ならず…。ただ、最終日の選抜戦での反攻は狙い目となりそうなので、優勝戦前の注目点として下さい。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナの三国マクール杯の優勝戦展望をお送りします。

メンバーは、①都築正治、②吉村正明、③齊藤優、④久田武、⑤佐藤旭、⑥金子貴志。準優で逃げ切れたのは最終レースの都築選手だけでした。残りの準優は、いずれも3連単万舟券と波乱の決着となり、主力格の選手の優出漏れが目立つことになりました。

当日の三国の天候は曇り空で、風はほとんどないコンディションという予報です。そうなると、シリーズリーダーだった都築選手のインから先制攻撃が舟券の主軸になります。相手は、2コースから差し迫る吉村選手と、予選最終日の再現を狙う齊藤選手が逆転候補に挙げておきます。特に、予選最終日から4連勝を飾っている齊藤選手の爆発力は脅威です。あとは、カド想定の久田選手についてはスタート次第になりますが、V戦線争いに加わるのはかなり厳しいと予想します。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。