~実況アナの穴目八目~

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萩原秀人

最初の準優勝戦で白井英治選手と新田雄史選手がFで戦線離脱と波乱の幕開けとなりましたが、残す11レースと12レースは人気サイドの決着で収まり、「SG第29回グランドチャンピオン」優勝戦に駒を進めた6選手が決まりました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナの視点でお送りするグランドチャンピオンの優勝戦展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①柳沢一太田和美萩原秀人木下翔太坪井康晴徳増秀樹。準優と同様に、外枠の徳増選手の動きが予想されるため、スタート展示からチェックが必要です。

ただ、他の選手も徳増選手を入れたくないでしょうから、進入のスタイルは3対3、4対2などといった変化はあるものの、枠なりに収まると見ています。

柳沢選手は、自らの気持ちとの格闘になりますが、ここまではしっかりと精神面で問題はないという結論が出ています。優勝戦は、スタートをしっかり踏み込めば、逃げの形に持ち込むでしょう。

相手は、準優11レースで太田選手に肉薄して2着に入り、初のSG優出を決めた木下選手。萩原選手は3コースから乾坤一擲のまくり差しを狙ってくるので、展開は空く可能性は十分あります。先頭に届くパワーは秘めているので、トップ争いの一角に推奨したいです。

それでは、BOATRACE多摩川のグランドチャンピオン優勝戦のフォーカスです。本線は1=4-流と1-流-4で勝負します。

穴目は、前述しましたが、ピンポイントのまくり差しが入った時の萩原選手の頭狙い!!3-流-流の20点です。

最後に、BOATRACE三国で現在開催中の「三国男女W優勝戦」も、明日(23日)は優勝戦です。三国で初めて弊社(有限会社 アップライト)後援のシリーズです。

こちらの優勝戦は、男子は丸野一樹選手、女子は田口節子選手の逃げが濃厚と見ています。

狙いは、男女共に外枠の選手の2着・3着絡みで、中穴配当勝負を推奨します。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。