GIの予選と敗者戦

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6月に開催されるGIはすでに終了した児島と桐生を除くと、宮島(8日~)と住之江(9日~)の周年2つ。

過去1年のGIデータを集計すると、イン勝率は61%と極めて高い数字だが、これは単に全レースを平均したもの。条件を絞ると少し違った「顔」を見せるので、シリーズを通して舟券を購入する場合は、条件別の傾向も知っておきたいところ。

まず、一番大きいのは「予選」と「敗者戦」だ。予選のイン勝率は58.2%。これに対して敗者戦は同65.7%で、予選よりもかなりイン信頼度が増す。

GIの予選と敗者戦のコース別1着率比較
コース予選敗者戦
158.2%65.7%
212.2%8.8%
312.9%7.5%
49.4%8.7%
56.3%7.2%
61.6%2.1%

敗者戦の方が断然イン信頼度が高く、より本命党向きと言えるが、そう言い切れないところもある。敗者戦の2~5コースの1着率を見ると分かるのだが、あまり大差がない。「強いイン」が負ける時は、6コースを除けばなんでもアリという状況なのだ。そんなことからも平均配当は予選よりも敗者戦の方が高く、穴党の出番もあると言っていいだろう。

また、敗者戦でもレース番号が後ろにいけばいくほどインの信頼度は高くなる。敗者戦扱いになる最終日の11R(特選A)ともなれば、インは73.7%も勝つ。しかし、この11Rも同様に2~5コースはどれも同じくらいの勝率であり、平均配当も1万円を超えている。となれば、外コースになればなるほどウマ味、つまり回収率は良くなるので、積極的に穴狙いも可能というわけだ。

今月行われる宮島、住之江は特に予選と敗者戦の差が激しい場でもあるので、ぜひ頭に入れておきたい。