~実況アナの穴目八目~

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中澤和志

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中澤和志】-->

元号が「令和」に変わって、初の「実況アナの穴目八目」のコラムをお送りします。

平成最後のGIとなったマスターズチャンピオンを制したのが今垣光太郎選手。そして、明日(15日)いよいよ「令和」最初のGIウイナーが誕生します。

そこで、今回はBOATRACE津で5月10日に開幕した「GIつつじ賞王座決定戦 開設67周年記念競走」王座決定戦(優勝戦)展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①中澤和志峰竜太菊地孝平安達裕樹井口佳典瓜生正義。5年前の2月に地元・戸田グランプリを勝って以来のGI制覇に王手をかけた中澤選手と昨年のGP覇者・峰選手との激突が大きな注目となりそうです。

今回、武田光史選手の欠場で追加配分での参戦となった中澤選手。あれよあれよという間に予選得点トップに躍り出て、強豪揃いだった準優勝戦・12レースもインから快勝しました。レースの流れを完全に掴み切りました。こうなると、明日の王座決定戦も準優の再現になる可能性は高いと読んでいます。

ただ、今回のつつじ賞のタイトルを是が非でも獲りたい思いで挑むのが、地元の安達選手と井口選手です。今回で、周年記念で長きにわたり親しまれてきた「つつじ賞王座決定戦」の名称が最後になります。特に、つつじ賞のラストタイトル奪取に闘志を燃やしてくる筈です。

そこで、私・小林アナの王座決定戦の狙い目です。本線は、中澤選手のイン戦を軸にして、安達選手の仕掛け次第でチャンスが出てくる外枠の井口選手と瓜生選手。1-5-流と1-6-流の8点。さらに、地元勢の強襲が決まった場合を穴目にして、4=5-流、4-流-5、5-流-4を推奨します。

つつじ賞の最終決戦は、本命サイドで決まるのか!?それとも、波乱の決着で決まるのか!?私が、ボートレースとの初めての出会いだった28年前のつつじ賞王座決定戦(開設39周年記念競走)の頃を思い出しながら、明日はワクワクしてレース観戦したいと思います。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。