心で号泣した~びわこGⅡ表彰式~

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吉川昭男

びわこで行われたGⅡ秩父宮妃記念杯は、地元の吉川昭男が悲願の特別タイトル初制覇。優勝者表彰式ではその喜びをかみしめている表情が印象的だった。

司会:おめでとうございます。

吉川昭男:やりました!緊張しておしっこちびりそうでした(笑)。

司会:優出インタビューから自分にプレッシャーをかけていましたね。

吉川:甘えを全て捨てようと思ってインタビューに答えていたんですけど、レースが近づくほど、「言い過ぎたかな」と後悔していました。

司会:これまでは厳しい結果だったこともありましたが、こんなご褒美も待ってましたね。

吉川:びわこのGI優勝戦、1号艇で負けて泣いて帰って、諦めかけたこともありました。だけど、46歳でタイトルを獲れるとは思っていませんでした。

司会:デビューして27年あまり。最多勝を受賞したこともあった。

吉川:若い時から“ピンロク”スタイルで、1着を狙う走り方をしていて、それは今も変わりません。自分に「無理だ」とあきらめたら、落ちるのも早し、同世代でがんばっている人もたくさんいる。それにくらいついているだけです。

司会:4月にはマスターズチャンピオンに出場します。

吉川:マスターズはゾッとするようなメンバーだけど、このタイトルを獲って、胸を張って参加できると思います。

司会:ウィニングランの時、ファンのみなさんの姿も見えたでしょう。

吉川:感極まって涙が出るかなと思っていたら、鼻水が出ました(笑)。心の中では号泣していました。

司会:ファンのみなさんへメッセージを。

吉川:僕はびわこに育ててもらいました。27年かかりましたけど、少し恩返しできたかなと思います。今回タイトルを獲れたのは、あたたかく応援してくれるびわこのファンのみなさんのおかげだと感謝しています。身体はボロボロですけど、老体に鞭打って、いぶし銀のレースをファンのみなさんの前でみせられるように頑張って行きます。今日はありがとうございました。