五郎丸ポーズ以来の…

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石渡鉄兵】<!--

石渡鉄兵】-->

毎期、A1になるには出走回数が足りずにA2級にとどまったり、陥落したりする選手が何名か出る。19年前期では3人、白石健が勝率7.59を残しながら74走、中村亮太が6.95ながら75走、そして石渡鉄兵が6.93で73走と、いずれも90走どころか80走にも届かず、A2級となってしまった。

白石は出場停止明けでB2級として走っていたためもともと斡旋そのものが少なかった。中村は期はじめのFと休み明けすぐのFが響き出走数を稼げなかった。石渡の場合はフライングによるものではなく、夏から秋にかけて怪我で出場できなかったためだ。もともと石渡はFが非常に少なく、デビューから約25年でわずか9本しか記録していない選手でもある。

この出走回数不足によって、石渡は01年後期からの37期連続A1級の記録を途切れさせてしまった。ただ、その後の反転攻勢ぶりがすごい。

まず昨年11月の新期第1戦、若松の男女Wで優勝。続く浜名湖周年こそ予選落ちも、その後の住之江、多摩川で連続優出(6着、3着)。年が明けて江戸川の正月戦ではご存知のように自身はじめてのパーフェクトV。そして多摩川の3daysバトルトーナメントでは緒戦で敗れながら復活戦で蘇り優出4着。

続けて戸田、蒲郡、唐津でも優出、そして昨日27日に終わったばかりの宮島では優勝。期が変わってからは実に10戦9優出、そして今のところ8節連続優出中だ。新期勝率は現在7.98、このままのペースで行けば自身最高勝率の8.06を上回る可能性もある。今年になってからは8.51をマークしているほどなので。

石渡は1年ほど前の本誌マクールの対談で、今年9月に日本で行われるラグビーワールドカップに触れて「期待しています。(五郎丸選手のポーズのマネで)バブルが再び!」と盛り上がっていた。しかし、バブルではない好調ぶりが一足先にやってきているようだ。