すごいぞ、ベテラン高塚清一!

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高塚清一

現在、ボート界の最年長レーサーといえば、71歳の高塚清一だ。その高塚の近況がすごい。年頭の浜名湖正月戦では、予選5日間で8走し3勝を含む7回の舟券絡みを果たし、準優勝戦1号艇に座った。そのレースではピット離れで2号艇の深谷知博にかわされ2コースになり、6着大敗したため優出はならなかったが、地元の雄が集まったレースで健在ぶりをアピールした。

続く若松、蒲郡では完全に這わされたが、2月14日からの戸田では初日のオープニングレースで白星発進すると、後半戦でも勝って連勝。2日目の6号艇で3着に入線し、後半戦はカドまくりを決めた。3日目は4着に敗れたが、この節は4日間開催の得点率優出制。予選4位で通過し、優勝戦4号艇に乗艇した。

4カドから進入した高塚は、起こしで助走距離を目いっぱい確保し、08のタイミングでスタート。スリット後は一気呵成に内を締めに行くが、インの島田賢人が1マークまでに伸び返して先マイ。高塚は行き場を失い万事休す。結局4着でゴールした。

71歳11ヶ月の高塚が優勝すれば、加藤峻二さんが2013年3月に戸田で樹立した71歳2ヶ月を更新するところだったが、それはお預けに。その代わり、今回の優出で最年長優出記録では歴代2位にランクインされた(1位は加藤さんの72歳3ヶ月)。

近況好調な高塚だけに、次回出場予定の2月27日から3月4日までの浜名湖(薄暮だョ!B級名人大集合 マクール杯)は非常に楽しみ。なぜならこの節は、出場選手が全員50歳以上のベテランで、全員B級選手。西田靖金子良昭高橋勲らタイトルホルダーも出場するが、高塚にも十分チャンスがある。またこの節はマクール杯ということで、当サイトでもスペシャル情報をお届けする予定。好配当続出と歴史的瞬間を期待したい。