~実況アナの穴目八目~

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入海馨

ピット離れの良し悪しでコース取りが激しくなっているのをはじめ、逃げだけではない多彩な決まり手が飛び出しているBOATRACE蒲郡「SG第65回ボートレースダービー」。混戦に拍車がかかった状態で、予選最終日を迎えることになりそうです。ちなみに、私・小林アナも、今回のダービーの準優日と優勝戦日は展望のコラムを書きますので、是非舟券の参考にして下さい。

ところで、先週の私は昨年秋から始まったBOATRACE津の展示航走解説のMCを初めて担当しました。段取りに慣れないせいか、最初はちょっと戸惑いながら元・三重支部ボートレーサーの淺香登さんと共に呼吸を合わせていき、シリーズ終盤は何とか形にして6日間を終えました。それにしても、普段している実況の仕事とは一味違って、仕事が終わるとクタクタな状態の連続でした。

さて、その展示航走解説のMCを担当したヴィーナスシリーズで優勝したのが、デビュー4年目の116期・大山千広選手。ヤングダービーでGI初優出を果たすなどの急成長を遂げ、次期は初のA1級昇格を決めています。今年序盤は、GⅡレディースオールスター準優勝戦でFという苦杯を舐めながらも、驚異の巻き返しで芦屋レディースチャレンジカップ出場に持ち込んだ走りは、立派の一言としか言いようがありません。

さらに、大山選手と同期で同い年の入海馨選手も、急激なレベルアップを遂げてきている1人です。入海選手の現勝率・6.15と、A1級のボーダーライン(6.19・10月25日現在)突破を目指してのラストスパートに挑みます。ここで、B1級からA1級いう2段階昇格を成功させれば、一気に全国区に名乗りを挙げてくることは間違いありません。10月29日開幕のBOATRACE福岡「ルーキーシリーズ第20戦 スカパー!・JLC杯」での入海選手のA1級勝負駆けは、絶対に見逃さないで下さい!!ひょっとすると、狙ってゲットできる万舟券に出会えるかもしれません。

次回は、「SG第65回ボートレースダービー」準優勝戦展望をお送りします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。