鳴門5艇集団Fの影響

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

仲谷颯仁

<!--

仲谷颯仁】-->

昨日に続くF関連の情報。現在行われている鳴門周年3日目6Rで5艇の集団Fが発生した。記念で5艇Fというのは大変珍しく、記録が残っている97年以降でも、今回を含めて3件しかない。

Fをしたのは仲谷颯仁杉山貴博瓜生正義興津藍新田雄史の5人で、6号艇の丸野一樹のみ正常なスタート。Fした選手のタイミングはコンマ+01~+04で、いわゆる“非常識なF”はなく、途中帰郷になった選手はいなかった。

かろうじて生き残った丸野だが、レースが不成立になったため、1着という扱いにはならず、得点率の計算からは省かれてしまう。舟券的にも売上5998万4400円がすべて返還された。

選手たちにとって痛手なのは、SGの権利を棒に振ったこと。5選手とも11月の斡旋が入っており、チャレンジカップが休みになる。なかでも賞金ランク的に射程圏だったのは、12位の新田、22位の瓜生、44位の仲谷。

近年のグランプリ18位ボーダーを追うと、15年が4977万円(原田幸哉)、16年が5334万円(魚谷智之)、昨年が5804万円(前本泰和)と年々上昇している。目安としては6000万円を目指す戦いとなりそう。新田と瓜生はともにGI3節、SG1節に出場予定なので、ここでひと足早い勝負駆けに挑む。

仲谷は昨年のグランプリシリーズでSG初出場してから、今年のクラシック、オールスター、オーシャンカップ、メモリアルと5つの大会に出場している。これと全く同じ出場履歴をたどるのが羽野直也。今回の仲谷のFで、その経験にひとつ差ができそうだ。