~実況アナの穴目八目~

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白井英治

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白井英治

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BOATRACE徳山のSG「第28回グランドチャンピオン」は、準優勝戦の難関をくぐり抜けた6選手が優勝戦の大舞台に駒を進めました。

それでは、前回もお伝えしましたように、今回は私・小林アナのグランドチャンピオン優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①白井英治茅原悠紀桐生順平寺田祥長田頼宗山田康二。予選トップ通過の寺田選手が準優で茅原選手の差しに許しての2着となり、得点2位の白井選手に優勝戦の1号艇が巡ってくることになりました。また、最初の準優・10レースは峰竜太選手が敗れ、3連単・120番人気(193,670円)、2連単・30番人気(24,660円)と大波乱の結果になり、全国のボートファンが驚きとため息に満ち溢れる表情も見られました。

さて、優勝戦の話に戻ります。ハッキリ言って、白井選手が敗れるというシーンは私の頭の中に浮かび上がりません。2度目のSG制覇を目指して、インから他の選手を寄せ付けない可能性は100%に近いと読んでいます。急激な気象の変化や、強烈な風が吹き荒れるというレアケースがない限り、地元で迎え撃つ立場で臨む白井選手が徳山のファンの前で満面の笑顔を見せると確信しています。

実は、寺田選手が勝って白井選手が優勝戦の2号艇になっても、私は白井選手の頭から狙い目を挙げていました。いや、前検日に白井選手のコメントが明るかった段階から、白井選手が優勝するだろうな~と感じていました。

それでは、白井選手から相手は誰にするか!?今回、3度目のSG優勝戦進出を果たした5号艇・長田選手です。過去、2度の優出は優勝(第30回グランプリシリーズ)と3着(第62回ボートレースメモリアル)と、舟券に絡む走りを披露しています。近況の大舞台で上位争いに食い込む勝負強さを買い、今回のグランドチャンピオン優勝戦のフォーカスは、1-5-流と1-流-5の8点に絞ります。

昨年の今頃、私は鳴門で開催されていたグランドチャンピオンの実況席に座っていました。あれから1年、時の流れの早さを改めて痛感しましたが…。64年ぶりのSG開催で沸いているBOATRACE徳山が感動的なフィナーレになることを私は切に願っています。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。