前検のルール

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19日、徳山でSGグラチャンが開幕。地震の影響で前検日は、規程の時間(正午)までにレース場に到着できない選手が多数出るなどのアクシデントもあったが、無事に初日を迎えることになった。

昨日(18日)、「地震によるボート界への影響」をお伝えしたように、徳山の前検はかなりバタバタしていた。実際には徳山だけではなく、この日が前検だった津や福岡も同様だったはず。まず、選手がそろわないというのが大きな問題になってくるのだが、その辺の規定はどうなっているのか、少し説明しておこう。

まず、SGやプレミアムGIなどの全国発売の開催は最低39人集まらないと翌日の番組を組むことが出来ない。その場合は、基本的には順延となる。39人というのはおそらくドリーム戦出場の6人が1回乗り、残りの33人が全て2回乗り(11レース×6人)という計算と思われる。

一般戦は36人以上が原則で、開催によっては例外もあるだろう。最低の36人の場合は全員が2回乗りになる。36人に満たない場合は順延ではなく開催中止という措置が取られることもある。

徳山のグラチャンのケースでは、正午に36人が受付完了。しかし、この時点では39人に届いていないのでまだ初日のレースが組めない。その後、15時前までに6人が到着して42人になった時点(前検作業が出来る)で翌日の開催は成立した。もちろんこの日は地震という天災の「特例」であり、通常は1秒でもレース場への入りが遅れれば前検遅参となりレースには参加できない。

この日は徳山以上に津の方が大変だったかもしれない。徳山はSGということもあり前夜祭に出ていた選手も多かったことが幸いしている。また、関東圏の選手は基本的に前乗りするので、実質的には割と近場の近畿勢が多く足止めを食った格好だった。津では夕方を過ぎてもレース場に着けない選手が続出。当日は前検タイムを測定できなかった選手も多く出ている。