「実況アナの穴目八目」

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池田浩二

関東地区選は7030円、四国地区選は9210円と、いずれも人気の1号艇の選手からのヒモ穴決着となりました。私・小林アナの狙い目がいずれも的中し、少しホッとした気分になっている状態です。

さて、今回も地区選手権の優勝戦展望をお送りします。今回は、BOATRACE常滑で開催されている「GI第63回東海地区選手権競走」です。優勝戦メンバーは、①平本真之河村了徳増秀樹池田浩二柳沢一北川潤二。予選得点トップだった池田選手が、最後の準優勝戦で2着に敗れ、平本選手が優勝戦の1号艇を手にすることになりました。

今回の優勝戦は、キーになる選手がいます。それが、地元のボートレースクラシック出場のラストチャンスに挑む徳増選手です。準優で見せた気迫の捲り一撃は、ファンのハートに衝撃を与えました。ただ、クラシックの権利を持っているのは柳沢選手だけで、絶好枠の平本選手や常滑の絶対的エース・池田選手も、是が非でも優勝したい気持ちは強いはずです。

それでは、東海地区選の優勝戦の狙い目です。徳増選手の捲りを受け止めて、インから逃走体制を決める平本選手。しかし、懐をスパッと切り込んでくる池田浩二選手の突き抜けで勝負します。相手は、敢えて絞りません。4-流-流の20点でいきます。もし、4-1-流、のオッズが30倍以下なら、この4通りだけは少し投資金額を多めにするのが賢明ですが、迷いなく池田選手からの勝負を推奨します。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。