～実況アナの穴目八目～

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今は地区選ラッシュで、全国のトップクラスの選手が各地区に散らばっての戦いを繰り広げています。

そして、江戸川(関東)と丸亀(四国)の地区選の優出メンバーが出揃いました。どちらも、主力クラスが苦戦したシーンが目立っていた印象が強いのですが、今回のコラムは私・小林アナの地区選優勝戦展望をお送りします。

まず、関東地区選手権の優勝戦です。メンバーは、①金子拓矢②前沢丈史③中澤和志④秋山直之⑤齊藤仁⑥福島勇樹。GIでの実績があまり多くない金子選手と前沢選手が1号艇と2号艇ということになりました。

さて、過去の江戸川のGI優勝戦結果を紐解くと、実績よりも枠を重視した方がいいというのが私の印象です。金子選手が初めてGI優勝戦進出したのは、9年前の「第23回新鋭王座決定戦」。当時は、節一級の足を誇って、「GI初出場・初優出・初優勝」という夢の実現も十分あると騒がれていました。結果は、金子選手がセンターから果敢に攻めたものの…。ターンが大きく流れ、展開を突いた松下一也選手がVを掴み取りました。

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小林習之（コラムニスト）

ボートレースクラシック

SG

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー（現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ）」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ（現・BACHプラザ）」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者（師弟関係は27年）。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ（野球・サッカー・ラグビー・春高バレー）、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー（オランダ・ポルトガル）などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。