東京支部に久々のGIタイトル

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長田頼宗

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長田頼宗

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平和島63周年で長田頼宗が優勝した。長田は2015年のグランプリシリーズでSG優勝を果たしているものの、GIは7回目のGI優出にして初めてのタイトルだ。平和島周年は16年5月の62周年で優出し4着に終わっており、GIでの優出もその時以来、1年8か月ぶりだった。

長田は優勝インタビューで「最近、東京支部は元気がないので、引っ張っていけるように頑張りたい」と語っていたが、この優勝は東京支部にとっても久々のGI優勝。前回の優勝は濱野谷憲吾が勝った15年6月の江戸川周年なので、実に2年半ぶりということになる。

確かに東京支部の元気のなさは気にかかる。本誌月刊マクール17年12月号では「がんばれ東京支部」と題してその現況をクローズアップした。それによると、例えばGIでは過去3年間に45人が優出したが、優勝したのは3人のみ(今回の長田は含まず)。同じ大所帯である大阪の111優出18優勝、福岡の91優出23優勝との差は明らかだし、愛知の62優出9優勝、山口の38優出7優勝などと比べても、かなり差をつけられている。

SGでも過去3年間は7優出で優勝は1回。これは前述した長田のグランプリシリーズだ。大阪の33優出6優勝、福岡の19優出3優勝、愛知の13優出3優勝などとの差は大きい。また長田のグランプリS以前に目を向けると、東京支部のSG優勝は07年の高橋勲(平和島ダービー)までさかのぼらなければならない。8大SGでは実に10年以上、優勝がないのだ。