GP・QCにおけるFの特例

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田口節子

年末のクイーンズクライマックス(QC)出場を控えている田口節子がF2になってしまった。

1本目はレディースチャレンジカップ5日目。QCの勝負駆けの真っ只中ではあったが、シリーズ終了後、かろうじて12位に残り、大一番の出場切符をつかんだ。

それからわずか6日、丸亀の女子戦2日目に今期2本目のFを切った。QCを前にこの足かせはあまりに重い。せっかく第1回以来のベスト12入りだったが、厳しいレースを強いられそうだ。

田口は1月14日が最終日の福岡バトルトーナメントまで斡旋が入っており、そこから3ヶ月の休みとなるため、A1の最低条件である90走の出走回数を確保するのはかなり難しくなるだろう。

そしてQC出場選手でFのハンデを抱えたのは田口だけではない。川野芽唯寺田千恵も期始めにFを切っている。本来であればQC期間中が休みにかかってしまうが、グランプリとQC出場選手はフライング休みが後ろに移動する特例がある。

川野と寺田は、この特例によってQC終了後30日間の休みへと変更され、本来休み期間だったところに追加の斡旋が入った。

基本的にはF休みは丸々移動させる方式が推奨されているものの、すでにF休みが始まっていたりする場合は、GPやQCの分のみを本来の休みに追加する分割方式が採られることもある。今年ではGPの原田幸哉がそれに当てはまる。

大一番を前にFを切ってしまった選手たち、このハンデをいかに克服してくるだろうか。