~実況アナの穴目八目~

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魚谷智之

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魚谷智之

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BOATRACE平和島で開催されている「SG第64回ボートレースダービー」は、ついに明日(29日)雌雄を決する優勝戦が行われます。準優勝戦は、予選得点トップだった久田敏之がまさかのフライングと残念な結果に…。あとは、密かに優勝戦に乗って欲しいを思っていた今垣光太郎選手が最後の準優で2着に踏ん張り、昨年末のグランプリシリーズ以来のSG優出を果たす嬉しい結果になりました。今垣選手が優勝戦で完走すれば、11月のチャレンジカップの出場権も獲得できることもあって、私自身はホッとした気持ちになったというのが正直な思いです。

それでは、今回は私・小林アナのSG第64回ボートレースダービー優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①魚谷智之白井英治峰竜太今垣光太郎前本泰和深川真二の6選手。予選得点3位だった魚谷選手が優勝戦の1号艇を手にして、約10年ぶりのSG制覇に絶好のチャンスが巡ってきました。近況は、BOATRACE津のつつじ賞決定戦で約8年ぶりのGI制覇をして、レースリズムは最高潮と言って間違いありません。このまま、一気に2度目のダービー制覇に向け、激走を見せつける可能性は高いと見ています。

唯一、乗り越えなければならないのは、6号艇から前付けを仕掛けてくる深川選手に対して、どこまで心を落ちつけてレースに臨めるか!?です。しかし、緊迫感が高まれば高まるほど、魚谷選手の強さは発揮されると私は感じています。闘志満々に立ち向かって、他を寄せつけない運びを披露すると読みます。

狙い目は、魚谷選手の頭不動で相手は4号艇になったことでリラックスに挑める今垣選手。1-4-流と1-流-4の8点で勝負します。

予選の段階から、流動的な攻防が繰り広げられた今年のボートレースダービー。果たして、誰が伝統のダービータイトルを掴み取ることになるのでしょうか!?ちなみに、私が実況を担当しているBOATRACE三国「男女W優勝戦」の終えた後にダービーの優勝戦をじっくり見ることが出来るので、心をワクワクさせながら、その時を待ちたいと思います!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。