台風接近による強風に注意を！！

台風21号の接近で22日、23日の開催が危ぶまれている場も出てきた。開催の有無については、オフィシャルサイトなどで確認するなどで対応してほしい。23日は平和島ダービーの前検だが、初日となる24日には台風はすでに通過後の予定でダービーは、問題なく開催されそう。

ボートレースで、開催が中止になるケースで圧倒的に多いのは「強風」である。基本的に雨で中止なることはまずない。特に台風での中止は多いのだが、その判断は難しい。

開催前日に中止を決定することもあれば、当日の中止もあるのだが、当日の中止は少しややこしいことにもなっている。どの時点で中止が決定されたかによって、その後の開催が変わっていくからだ。基準となるのが7Rで、7R以降の中止になると、その日のレース(開催)が成立することで、順延はない。逆に6Rまでに中止した場合は中止順延(順延できない場合もある)となる。

特に最終日などは7R以降に中止が決定された場合は、優勝戦を行わずに開催が終了となることもあり、主催者側にとってはも判定はシビアだ。

今年の夏に行われた芦屋レディースチャンピオンの最終日も台風接近で開催が危ぶまれた。当日の朝には、中止になる可能性がかなり高いという現場の予測だったが、運良く台風のルートがそれたために優勝戦は問題なく行われた。

開催を中止しなかったとはいえ、強風の中でレースが行われることもしばしばある。十分に安全面を考慮された水面コンディションであるが、強風によって当然ながらレース傾向は一変する。そのような時のデータを参考程度に載せておこう。

雨による影響はほとんどない。わずかながらイン勝率が下がり、2コースが上昇する程度。単純に雨が降っている時は、コース別の傾向はあまり気にしないでいいだろう。

しかし、強風(10メートル以上)となるとイン勝率は大幅に下がる。風速5メール以上でも、目に見えてイン勝率は下がるので注意したい。イン勝率が下がる分、2コースが上昇するのも大きな特徴だ。当然、平均配当もグンと跳ね上がり、荒れ傾向になる。平均配当は通常時の7424円から強風時には8639円にまで上がるので、そのことは十分に頭に入れておきたい。