グラチャンとSG記録

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6月19日 更新

【山崎智也】

20日から、鳴門にて第27回グランドチャンピオンが始まる。長らくSGが行われなかった鳴門で、昨年のオーシャンカップに続いて2年連続のSG開催。地元レーサーが出場しないのは残念だが、1年ぶりのお祭りレースを心待ちにしている地元ファンも多いことだろう。

18日の当欄では、オールスターからのSG連続V、そして昨年オーシャンカップからの当地開催SG連続Vを目指す石野貴之を、V候補の筆頭として紹介した。しかしもちろん、他のレーサーだって虎視眈々だろう。特殊な水面でもあるので、当地で記念Vの実績がある面々ならなおさらだ。ちなみに、その実績があるのは出場選手のうち、今村豊、田中信一郎、山崎智也、濱野谷憲吾魚谷智之松井繁寺田祥中島孝平池田浩二菊地孝平石野貴之の11人。

この中で、記録的に注目されるのが山崎智也。山崎は昨年の蒲郡、一昨年の宮島と、グラチャンを連続優勝中。したがってもし今回優勝すれば同一SG3連覇となり、これが達成されれば艇界史上初の快挙となる。こんなチャンスは滅多にないので、ぜひとも史上初を見たいものだ。

その山崎は、昨年のグラチャン以来、さほど目立った活躍が聞かれないとはいえ、グラチャンとは非常に相性がいいというデータもある。過去、グラチャンに18回出場していて、そのうちなんと8回も優出しているのだ。優出確率は実に44%を誇り、第14回大会から17回大会にかけては4大会連続優出も果たしている。この相性があればひょっとして…?

記録、そして相性という点では、グラチャンと湯川浩司を忘れてはならないだろう。第17回大会、第18回大会を連覇、湿気王子の愛称が生まれ、さらに第20回大会でも優勝。SG同一タイトル3V以上の実績を持つひとりでもある。今大会は3年ぶりの出場となるが、もし優勝すれば、SG同一タイトル4Vとなり、オーシャンカップ4Vの実績を持つ松井繁に並ぶ(SG同一タイトル最多は、野中和夫の笹川賞6V)。大会2日目以降は梅雨らしくなるとの予報もあるので、こちらもひょっとして…?