瓜生正義、宮島周年優勝の価値の大きさ

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

瓜生正義

宮島周年で優勝した瓜生正義。その表彰式で「ホッとしてます。1号艇に関係なく、スタートに集中したいと思ってました」と開口一番で話したように、スタートに対して相当な気を遣っていたと想像できる。

というのは、当欄でも何度か伝えているように、瓜生は前期F2の影響で満身創痍の状況になっているから。3月の江戸川ダイヤモンドカップ~4月の大村ダイヤモンドで2節連続F。大村では優勝戦のFのため、休み明け半年間はGI、GⅡに出られないというペナルティまでついた。

明日から福岡で始まるオールスターが終わると、90日間の休みとなるため、グラチャン、オーシャンカップ、メモリアルの3つのSGを棒に振る。これによって賞金戦線においては早くもがけっぷちの状況ではあったが、宮島周年優勝によって賞金900万円を上乗せ。3534万円を稼ぎ、チャレンジカップ出場はほぼ当確。年末へ向けてはかなり大きな優勝だったと言える。

余談だが、瓜生はこの優勝で生涯獲得賞金額20億円を突破。歴代では7人目となる快挙を達成したことを付け加えておく。

瓜生は8月末まで休みなので、それ以降の一般戦とSGに出場可能。昨年、石野貴之は戸田周年優勝戦でFを切り、半年間記念に出場できない状況ではあったが、オーシャンカップとチャレンジカップで優勝し、賞金ランキング1位でグランプリに出場した。その例があるだけに、昨年MVPの瓜生も驚異の集中力を発揮して年末に間に合わせる――そんな青写真を描いてしまう。

 

5月15日から5月21日の優勝者は以下の通り。

競艇場選手名 V数

5月15日

常滑 吉田慎二郎 1

児島 桐本康臣 1

5月16日

福岡 仲口博崇 1

宮島 瓜生正義 1 GI

蒲郡 大場敏 4

平和島 長嶋万記 4

桐生 永田秀二 1

5月17日

鳴門 高濱芳久 3

大村 金田諭 1

5月18日

多摩川 石田政吾 3

三国 岡崎恭裕 2

徳山 寺田祥 2

若松 江口晃生 5

5月21日

琵琶湖 山本隆幸 3 GⅡ