江戸川18年ぶりのルーキー戦は事故禍に

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

明日、2月8日に24歳の誕生日を迎える下寺秀和は、当日、江戸川のレースに参戦している。今節の江戸川はルーキーシリーズが開催されていて、当地での同タイトルは初、前身の新鋭リーグ戦からでも99年9月以来、超久々となった。ちなみに前回の優勝者は徳増秀樹で、村田修次横澤剛治が優出。白井英治、鎌田義、赤岩善生中澤和志などの現在ではSGクラスに成長した選手も多数参戦しており、今考えると、非常に豪華なレースだったことがわかる。

さて、約18年の時を経ての今開催だが、さすがに全くルーキー戦を実施しなかったこともあって、当地初出場が15名もいた。江戸川は独特の水面でおなじみで、いかに波を乗りこなすかが成績にも大きく影響するが、準優勝戦に進出したベスト12の顔ぶれを見ると、当地出走歴がある選手がほとんどで、初出場組では浜先真範だけだった。

江戸川ではルーキー戦はもちろん、女子戦も開催しなかったその理由は事故が多いから。今節は予選4日間で転覆6件、エンスト2件、そしてFが5件発生。待機行動違反や不良航法による減点を受けた選手も多数いる。なかでもFは4日目12Rで渡邉雄朗上田龍星北川太一岡村将也による集団Fが発生し、その対象者全員が+05以上の“非常識なF"によって即日帰郷。それでなくてもケガで2人が途中帰郷しているので選手が足りない事態に陥った。そこで地元の後藤隼之門間雄大を追加斡旋し、敗者戦は全員2回走り。それでも足りず、基本1回走りの準優進出者も11位と12位の2人を2回走りにする措置をとって、ようやく番組が組めたほどだ。