~実況アナの穴目八目~

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3月の末と4月の初めは、年度末ということもあって、慌ただしさが増してきます。レース場の関係者の異動があると、挨拶回りに足を運びますので、想像以上に時間にとらわれてしまいます。これから、4月28日にリニューアルオープンを控えるBOATRACE鳴門のことがあるので、まだまだバタバタした状況は続いていきそうです。

それにしても、ここ数日は重苦しいニュースと嬉しいニュースが交互に入ってきました。まず、オーシャンカップの出場権争いで、田村隆信選手が選考期間のGI・GⅡの斡旋が終わり、得点では出場権に届かないことが決まってしまったことです。唐津のGⅡモーターボート大賞も、準優勝戦18番目で乗ってきて、かすかな期待にかけていたのですが、機力劣勢な状況では、太刀打ちできませんでした。冷静に分析すれば、準優まで駒を進めただけでも、田村選手の意地が伝わってきましたが…。地元のオーシャンカップに出場するには、グランドチャンピオンで優勝するしかなくなってしまいました。ただ、田村選手の地元SG出場が、完全に断たれたわけではありません。グラチャンで田村選手が歓喜の笑顔を表彰式で見せてくれることを信じて、見守っていきましょう。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。