名人戦世代となった山一鉄也が絶好調

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山一鉄也

昨年48歳となった山一鉄也は今年のマスターズの出場資格を得た。マスターズの選考期間は1月末までだが、山一は現在22位につけていることからも出場権はほぼ手中にしている。

とはいえ、山一は今年の1月からA2落ちを喫してしまっている。前期勝率は6.20、A1ボーダーの6.23にわずかに届かなかった。しかし、14期連続で守ってきたA1の座からの陥落は、逆に山一を発奮させる格好となっているところには注目したい。最近3ヶ月の勝率は7.82を記録、4優出1優勝と福岡支部の中でも今最も好調と言える選手なのだ。

山一の持ち味といえば早いスタートからのまくり。豪快なその攻めはファンをうならせるものだろう。特に4カドは魅力十分だ。最近3ヶ月の成績を見ても4コースの1着率は30%オーバーと切れ味鋭いレースを展開している。

さらに強調したいのはインコースの強さだ。1着率は実に91.3%、平均スタートは0.12と気合と集中力はハンパではない。

久々にA1から落ちたことが起爆剤となったか、今の山一は自身の全盛期すら凌駕する勢いを見せている。この好調はしばらく続きそう。もちろん4月のマスターズも、初出場とはいえ快進撃しそうな気配がある。