女王・滝川真由子は踏ん張りどころ

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滝川真由子

現在、女子の賞金争いはし烈を極めている。年末のクイーンズクライマックス12人枠を手にするためにまずはレディースチャレンジカップ(以下LCC)の20人枠を手にすること。そのLCCの選考締め切りは10月いっぱいまでで、残り1ヶ月となった。

今年のレディースチャンピンを制し、新女王となった滝川真由子でさえ、年末への勝負駆けを強いられている。レディースチャンピオンで賞金を一気に上積みしたとはいえ、賞金ランクは11位とまだボーダー近辺をうろついている。その年の女王がクイーンズクライマックスに出場できないという事態は本人も避けたいところだろう。

それはその後の走りにも表れている。レディースチャンピオン制覇後、滝川はB1の身でありながら大村、芦屋と連続優出を果たしている。レディースチャンピオン後の勝率も7.30と驚異的な気力を見せている。B1級であるため、斡旋が少ないのがネックになっているが、その分一節一節に全力を注いでいるのは明白。

9月30日には28歳の誕生日を迎える滝川だが、お祝いムードもつかの間、その翌日には常滑のオールレディース戦に斡旋される。10月の斡旋はこの常滑と大村オールレディースの2つ。常滑は「元」地元、大村は「現」地元とあって、滝川にとってはこれ以上ない斡旋と言ってもいい。LCCの20人枠はほぼ安泰だろうが、年末のクライマックスに向けてとなると、1走たりとも賞金に妥協はできない状況だ。一走入魂が続く滝川、今がまさに踏ん張りどころとなる。