蒲郡34号機の潜在パワー

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蒲郡で使用されているエンジンは5月14日から使われている。その間にメモリアルが開催され、SGレーサーたちの手が入った。

この出力低減機を導入してから、全国的に機力差が如実となった。それは蒲郡もそうだ。メモリアル開催直前、レース場が発行した公式パンフレットは、エンジンに関する記述で大きな割合を占められていた。

シリーズは、34号機を引いた篠崎元志峰竜太との接戦を制して優勝した。このエンジン、2連対率は31.4%(当時)しかなかったが、序盤から「本体は良さそう」というコメントが出るほどの好感触だった。

しかし、その前から兆候はあった。篠崎が手にする2節前のマクール杯。女子の気鋭・中村桃佳が手にした。中村は序盤から2・3・3・1着と、男女混合戦で先輩の男子選手を相手に予選上位突破の可能性も十分あったが、4日目の勝負駆けで痛恨のF。「完全に出過ぎてのFでした。すごくチャンスはあると思っていましたけど、残念です。メモリアルでこのエンジンを引いた選手は活躍すると思っていましたけど、篠崎さんが引いて優勝。数字は大したことないですけど、いいエンジンですよ」とは中村談。