津で2人繰り上がり優出の珍事

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本日(14日)津で優勝戦が行われた「津インクル開設4周年記念レース」で、非常に珍しい事象が発生した。

5日目の準優勝戦12Rで1・2着になった麻生慎介黒崎竜也が、二人そろって待機行動違反を取られて賞典除外。3着に入線した吉村茂樹だけでなく、4着に敗れた林美憲まで優勝戦に繰り上がる珍事が起きた。

3着まで勝ち上がる準優2レース制であれば、4着だった選手が優出するケースは珍しくないかもしれないが、準優3レース制で2人繰り上がることはあまりない。同様のケースとしては、鳴門の2012年6月10日、準優勝戦10Rがある。1・2着入線の冨成謙児と齊藤寛人が待機行動違反をして、岡孝と鈴木唯由が繰り上がり優出した。またそれ以外では、前半戦でFや妨害をして、勝ち上がりの権利を失った選手が準優勝戦で勝つとこういう事象も起こりうる。

今回の優出インタビューでは、5号艇になった吉村が「ラッキーで(優勝戦に)乗れたので、優勝できるように頑張ります」とツキを強調。6号艇の林は「4着で優出なんて周りに騙されているのかと思った。もちろん初めてです、こんな事は…。普段は6コースにはいかないですけど、4着で繰り上がったので、6コースもありうるかもしれません」と遠慮気味なコメントをしていた。

その優勝戦は深澤達徳がインからトップスタートを切り快勝。26度目の優出でついに念願の初優勝を手にした。一方、繰り上がり組の動向といえば、「6コースもありうるかも」と話していた林は、結局、己を貫き前付けで動いて5コーススローになり、吉村が単騎で大外ダッシュを選択した。しかし、二人とも内の早いスタートについて行けず1Mの展開がなく、吉村が5着、林が6着に敗れた。

9月7日から13日の優勝者一覧は以下の通り。

競艇場 選手名 V数

7日

江戸川 前田将太 1

8日

福岡 坂口周 6

児島 後藤翔之 4

常滑 眞田英二 1

浜名湖 岡崎恭裕 4

多摩川GI 瓜生正義 2

桐生 桐生順平 2

9日

住之江 高橋淳美 1

宮島 大神康司 4

徳山 三井所尊春 3

13日

下関 井上大輔 1