多摩川優勝戦の傾向

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明日(8日)、多摩川「GIウェイキーカップ」(61周年)が優勝を迎える。予想は特設サイトに譲るとして、ここでは最近の同地の過去の記念や今年の優勝戦傾向を探っていこう。

過去10年の多摩川GI以上の優勝戦の決まり手は以下の通り。

逃げ……9回

まくり・差し……各1回

抜き……2回

かつては攻めたもの勝ちのまくり水面と言われていたが、やはり記念の優勝戦では逃げが圧倒的に有利。2011年の57周年以降、GI(12年女子王座を含む)では5連続イン逃げ継続中。今年の3月に開催された60周年でも、中野次郎が04のトップスタートから完璧な逃げを決めた。

一般戦も今年になって逃げの決まり手が圧倒的だ。特に4月以降は、5月の1回を除いて全て逃げ。まるで大村の様な状況になっている。

この流れで行くと、1号艇の辻栄蔵は圧倒的に有利。準優の1号艇で唯一逃げ切り手にした絶好枠。直近半年の1号艇出走時データでは、30走して19勝。1着率は63.3%。これが2連対率となると、93.3%まで跳ね上がる。GI優勝は12年の徳山周年以来3年ほど遠ざかっているが、ここで優勝すれば獲得賞金は5000万円を超えて、実に9年ぶりとなるグランプリ出場も現実的なものとなる。イン有理のデータを活かして辻が逃げ切るだろうか。