桐生順平でも手を焼く戸田の新エンジン

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7月に出力低減エンジンに切り替わった戸田。現在はオール埼玉によるお盆シリーズを開催している。同節が始まるまでに5節を消化したが、水面とエンジンの経過をまとめてみよう。

●イン勝率が大幅アップ

直近半年のイン勝率が40.0%と大台に乗ったが、新エンジン導入後はその傾向に拍車がかかり43.6%まで伸びている。インが弱かったかつての戸田のイメージは捨てたほうがいい。また、ターンマークの振りによって、旋回に最短距離と言われていた3コースは、2コース・4コースよりも勝率が低くなってしまった。このように新エンジンの導入で、戸田のレース傾向に明らかな変化が生じている。

●エンジン差が大きい

もともと戸田はいいエンジンに乗ればある程度結果が残せると言われてきた。この新エンジンでもその傾向は強いようだ。現状2連対率50%超は9基ある一方で、20%未満のエンジンも10基ある。

お盆シリーズは本日(13日)予選4日目が終了したが、“あの”桐生順平が6走して3・3・3・2・4・1着と信じられない着取り。ようやく手にした白星は、1号艇シード番組の「バッハプラザ特別」でのもの。それも本日はここ1回走りだった。これほどまでに桐生が手を焼くエンジンは35.4%の29号機。

平石和男も27.5%の4号機に乗って、6戦白星なし。シード番組の1号艇でも2着に敗れるなど深刻な状況。

それとは逆に好機を手にした主力選手は順調な成績を残している。節イチの呼び声高い中田竜太は、1・1・2・1・1・5着。50.0%ある13号機の2連対率をさらに大きな数字にしそうだ。56.5%の21号機に乗る伊藤雄二も、40号機(51.7%)の岡部哲も好調な着取り。

当面、戸田の舟券はインを中心に好エンジンを絡めるという買い方を意識したほうがいいかもしれない。