強豪支部の宿命

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8月15日に42歳の誕生日を迎える佐々木康幸、16日に37歳の誕生日を迎える菊地孝平。どちらも静岡を代表する強豪選手だ。

静岡支部には83人の選手が在籍している(15年後期登録)が、その内訳はA1級が25人、A2級が15人、B1級が35人、B2級が8人。各級別の割合はA1とA2がそれぞれ20%ずつ、B1が50%、B2がそれ以外となっているが、静岡支部ではA1級から30.1%、18.1%、42.2%、9.6%とA1の比率が非常に高い。これは今に始まったことではない。

練習に協力的なレース場と記念級の先輩選手による指導によって、いい選手が多く育つ環境が整っている。だが、強豪支部ゆえの宿命もある。それがビッグレースへの斡旋だ。最もわかりやすいのが、メモリアルの選出。各場から2名が選ばれる方式になって今年で4回目だが、これだけA1比率が高いのに2名しか選ばれないのは厳しい。同様のことは大阪支部でも言えるが、以前はその分を「開催施行者希望選手」の枠で補っていた。しかし、この方式になってからはそれではカバーできていない。ましてやグランプリ優出による優先出場者がいると、自動的に推薦枠が埋まるので、レース場が誰も選べないこともある。