戸田天皇、復活の優勝

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戸田天皇が復活ののろしをあげた。7月1日、びわこで行われた一般戦で、池上裕次が実に2年ぶりとなる優勝を果たした。

【池上裕次】

まずはこのレースを振り返ろう。人気を背負ったのは14年ぶりの優勝を目指す1号艇で地元の佐竹恒彦。対する池上は5号艇で人気薄だったものの、前付けでコースを動き3コースに入った。トップスタートを決めたのは池上で、1Mはカドから伸びてくる今坂晃広の攻めを受け止めつつ、まくりを放つ。これが見事に決まって、インの佐竹を引き波に沈めた。ただバックへ向くと、内から川上昇平、今坂、田中豪が差し伸びて、池上を含めた4艇大混戦に。2Mは、川上が先に回るところへ今坂が突進し流れると、池上が冷静な差しを入れた。モンキー姿勢を取らない“お地蔵ターン”で、決してスピードは感じないものの、ターンマークをはずさない巧妙なターンで先頭へ踊り出た。