~実況アナの穴目八目~

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サマータイム開催として、シリーズ前から大きな注目を集めていた「SG第42回ボートレースオールスター」は、いよいよ優勝戦のメンバーが出揃いました。

メンバーを見渡すと、技巧派タイプが目立つ優勝戦のメンバー構成となっていて、「1周1マークは誰が抜け出すのか?」というポイントに置くと、ファンの心をかなりワクワクさせることは言うまでもありません。

ただ、優勝戦の気象状況を見ると、北北西の6メートルから7メートル(Yahoo天気参照)。これまでよりも強めの風になるという予報が出ています。シリーズを通して、12レースはインが堅い決着が多くなっていますが、最後は思いがけないドラマが待っている予感が漂います。

そこで、私・小林アナの「ボートレースオールスター」の狙い目を紹介していきます。

優勝戦は、①山崎智也②太田和美服部幸男丸岡正典桐生順平池田浩二の6選手。準優勝戦でインから唯一逃げた山崎選手の頭は、かなりの人気になることは間違いありません。

イン最強の大村なら、私のいつものパターンだと、山崎選手の頭は仕方がないとして6号艇から自在に捌く池田選手の2着3着と狙い目を出すでしょう。加えて、フライング休みを控えている選手が多いこともあって、「果敢に攻める選手はいるかな???」という疑問も浮かんできます。

それでも、今回は敢えて高配当狙いをプッシュします。ただし、当日の夕方のコンディションの風速が5メートル以上の場合の予想です。風が弱まったようなら、いつものパターンで紹介した1-6=流の8点を推奨します。

さて、風の強い想定で…。インの山崎選手のスタートは、風の影響でやや慎重になると読みます。そうなると、伸びのいい太田選手がスリットから伸びていって、山崎選手に対して叩いていこうとする可能性は出てきます。

そうすると、冷静に待つ服部選手が最内を差して、優勝争いの一角に絡むというシーンです。準優はタッチスタートで残ったツキも侮れません。

そこで、狙い目は3=2-流、3-流-2という12点で、懐をガッポリ暖める狙い目をお薦めします。

BOATRACE大村の新スタンドお披露目から2ヶ月余りが経ちました。お祭りムード漂う派手な高配当が飛び出すことを期待し、心をドキドキさせながら私は優勝戦のTV観戦をします。是非、ファンの皆さんも大いに盛り上がって、ボートレースオールスターを楽しみましょう!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。