大村前付王、中間報告

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大村で開催されている「第3回前付王決定戦~スマホマクール杯~」は、2日目のレースが終了した。4日間開催なので、明日(27日)準優勝戦、明後日優勝戦というスケジュールだが、ここまでのレース内容は非常におもしろい。

今回は待機行動時間を通常の1分40秒から2分に延長しており、見た目から明らかに長い。また、ピットアウト直後に「軍艦マーチ」が流れるのも、昔の競艇が思い出され、高揚感が掻き立てられるニクイ演出だ。

進入に関しては現行のルールでは、右転舵(蛇行)ができないので、普通に進入しても、スロー勢は100m近い起こしになる。当然、動きがあるとあっという間に80mに到達してしまう。加えてカド取りでも、誰が後ろに引くか、タイミングを計っているシーンが見られ、駆け引きが面白い。

今大会は進入争いを活性化させる目的があるので、進入固定戦は行われていない。また、1号艇のシード番組も実施されていない。とはいっても、1Rのめざまし戦予選には、初日は大嶋一也が6号艇、2日目は今村豊が5号艇に組まれて、他の選手はB級という「実質シード番組」を提供。二人はともに勝利し、人気に応えた。

ここまでの傾向を見ると、待機行動時間が2分になってもインは強い。初日は5勝、2日目は6勝したのだから。といっても、大村は普段6割のイン勝率を誇るので、待機行動時間延長の効果は出ているのだろう。舟券的には期待された万舟券続出には至らず、初日は2本、2日目は3本だった。やはり強い選手は、変化に対応するのが早く、実力通りの結果に落ち着くことが多い。しかし、2・3着争いがもつれて、配当はやや高い。大穴ではなく、人気選手からの薄目を狙ってみてはどうだろうか。