~実況アナの穴目八目~

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ボートレース界初となる大晦日決戦、BOATRACE住之江の「プレミアムGI第3回クイーンズクライマックス」は、優勝戦のメンバーが決まりました。そこで、私・小林アナの描く優勝戦の見解をお送りします。

優勝戦メンバーは、①日高逸子平山智加鎌倉涼平高奈菜三浦永理守屋美穂です。抽選で1号艇を引き続けた平山選手が、トライアルラストで海野ゆかり選手のまくりに屈して5着に敗れ、1、2、2とオール2連対をマークした日高選手が、優勝戦の1号艇をもぎ取りました。

実は、平山選手がもしあのまま3連勝していれば、かなりの人気集中の様相なので、バリバリの穴予想をするつもりでした。それは、トライアル1戦目と2戦目を見て、平山選手の仕上がりは決して良くないと見ていました。レースタイムも、トライアル2戦目の11レースで勝った小野生奈選手よりも良くなかったのが、一番の理由です。

ところが、日高選手が1号艇になった瞬間、日高選手の頭を軸にすることを決めました。なぜなら、このシリーズが始まる前、ボート好きの親しい友人に「誰が優勝する?」と聞かれ、「うん、日高選手か寺田選手のベテラン組」と即答しました。

また、日高選手の3日間の機力を見ても、これまで2回のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)とは一変して、充実感に満ちたパワフルな走りを披露しています。したがって、今回は日高選手の頭あってヒモなしと読みます。

そうなると、「鎌倉選手の節一パワーは?」ということになりますが…。これも、トライアル最終戦で2着くらいならば、こちらを優勝の軸に推奨する予定でした。しかし、強烈なパワーを余りにも見せ過ぎてしまったので、他の優出5選手にマークされてしまう可能性が高くなりました。

では、私の狙い目です。①→④⑤→流しの8点です。平山選手や鎌倉選手が日高選手の人気の対抗となりそうなので、あえて、その外にいる平高選手と三浦選手の2人を2着の軸にお奨めしたいと思います。中穴くらいの配当が期待できます。加えて、これは配当次第ですが、万舟券のオッズがつくなら、強烈なツキを持つ守屋選手の2着で。①→⑥→流しを押さえたほうが賢明です。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。