減らないインのF、増えるインのゼロ台S

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30日、津一般戦初日の1Rで土性雅也、鵜飼菜穂子がそろってコンマ05以上のフライングを切り、「非常識なF」に抵触し即日帰郷処分となった。このレースで、1号艇だった土性はインから+08、4号艇だった鵜飼は2コースまで動いて+05の勇み足となってしまったのだが、鵜飼は少なからず土性の早仕掛けに引っ張られたところもあっただろう。水面状況は無風、波高も0センチと絶好だっただけに完全に土性は仕掛けのタイミングを逸したと思われる。もちろんイン戦で気合いが入ったとも言える。

今回の土性のようにインコースでフライングを切ってしまうケースは多々ある。インコースのF率は他コースよりも圧倒的に高い。昨年の全場集計でもインコースのフライングは326回、他コースの約倍ほどの回数だ。インコースに次いで多いのが6コースだが、これは若手が多く入るため選手としての未熟さも含まれる数字だろう。しかし、インコースに限っては、明らかに選手が他コースよりもスタートで張り込もうという意識がある。それはゼロ台スタート率の高さからも読み取れる。