~実況アナの穴目八目~

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2月に入り、私はBOATRACE三国の「きさらぎ第1戦」の実況アナを担当しています。それにしても、今日は気温が13℃まで上がり、北陸の冬とは思えない穏やか空気に包まれています。腰痛の持病を抱えている私にとっては、この穏やかさは歓迎ですが。

ところで、BOATRACE鳴門ではいよいよ休催直前の企画レース3連発「鳴門大戦FINAL」が、すでに始まっています。そのBOATRACE鳴門が、今年度開催終了以降に取り壊される現在のスタンドの姿を収めた写真集が、今日(2月1日)から場内のグッズショップ「なるちゃんち」で発売されることになりました。

実は、写真集が発売されることを私は昨年末に知っていまして、何度か制作過程の写真を見せてもらっていました。ボートレースファンなら惹きつけられる写真がたくさん掲載されていますので、お世辞でなく税込1,000円以上の価値の内容になっています。

制作した鳴門市企業局の担当者に話を聞くと、「ファンやレース場に携わる関係者の多くから、長い歴史を刻んだこのスタンドを、何らかの形で思い出として残してほしいという声が出ました。そこで、現在のスタンドの様子を写真で残し、1冊の写真集にするという案にたどり着きました。昨年11月に写真撮影をスタートさせ、年末年始は写真の選択や構成に時間を割きました。あと、タイトルの『HISTORY』という名前も、最初は色々なモノが上がっていました。そこから、議論に議論を重ねて、結局は60年の歴史という思いをこめて、ストレートに『HISTORY』というタイトルで落ち着きました。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。