荒れた賞金女王決定戦

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先週で一番万舟率が高かったのは芦屋だった。賞金女王決定戦(シリーズ戦含む)は開催通しての万舟率が31.9%、平均配当は1万1664円とまさに荒れたシリーズとなった。最近の女子戦は3桁配当(今年14.2%)が頻発する傾向だったが、このシリーズでは3桁配当はわずかに1本しか出なかった。その要因となったのは「風」だったかもしれない。

開催を通して強めの追い風が吹いた賞金女王決定戦は、数字以上にインが苦戦していたように思える。インコースの勝率は最終的に41.8%とまずまず高い数字に収まったものの、楽なイン戦はほとんどなかった。ホーム追い風の時は1Mを回ると、バックでは向かい風を受けることになる。その場合、1Mであまり落とし過ぎると風に対してパワー負けして大きく失速したり、ターンが流れてしまうのだ。選手からも「落とし過ぎた」や「大事に回り過ぎた」という話はよく聞く。イン勝率が極端に落ちることはないが、強豪の人気を背負ったイン艇があっさりと負けることが多くなるため、配当的に波乱が多くなるのだろう。