~実況アナの穴目八目~

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

1ヶ月ぶりに三国ボートの実況(男女W優勝戦)を担当していますが、やはり女子戦の売り上げの良さが目を惹きます。女子王座に関係する仕事が多い影響で、女子レーサーのデータが全国の実況アナの中で一番頭に入っていると自負している私にとって、ついつい女子レースの実況放送には力が入ってしまいます。

ところで、SG・GI・GⅡに限らず、最近のボートレース場のイベントで、選手のトークショーを組み込まれることが目立ちます。もちろん、集客面を考えても選手のトークショーは最適ですし、ファンからも多くの好評を得ています。

さて、トークショー以外で最近の選手関連のイベントの中で、大勢のファンが集まって盛況だったモノがあります。それが、津のチャレンジカップ最終日に行われた、「東海地区選手参加によるボートレース講座」です。

これは、レース運営をしている日本モーターボート競走会東海支局の発案で、今夏の常滑グランドチャンピオン決定戦に続いて行われたものです。

参加したのが、地元・三重支部から鈴木祐美子選手と塩崎桐加選手。愛知支部から、樋江井愼祐選手、平見真彦選手、水野望美選手の計5人。もちろん、女子選手にサインを求めたり、一緒に写真撮影したりというお馴染みの場面はありました。

それよりも、大勢のファンが囲んだのが、モーターの分解・組立の実演した時でした。実際に作業した樋江井選手に話を聞くと、「想像以上に人が集まったこともビックリだったけど、質問をしてくるファンの多さに驚きました。中には、核心をついた鋭い質問もあって…。でも、ファンが真剣に聞いていることが伝わってきて、一生懸命答えていましたね。女子選手と同様に、僕らがお出迎えサービスをしても、人が集まらないですからね。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。