女子戦トピックス

超ド級のド新人・小芦るり華って?

7月10日更新


【小芦るり華】

5月から続々とデビューした118期。その中でも異彩を放っているのが佐賀支部の18歳、小芦るり華(おあしるりか)だ。
新期5月からの平均STは実に0.098を記録し、現在全選手中でもトップに立っている。デビューしたばかりの新人が、もしこのまま逃げ切って期間平均ST1位になれば、とんでもない快挙となるだろう。新期はまだ始まって2ヶ月しか経ってないとはいえ、3分の1はすでに過ぎている。スタート事故さえしなければ、今後も小芦がゼロ台Sを連発する可能性は高い。

●新期(5月~)の平均STベスト5
順位 選手名 ST 出走数
1 小芦るり華 0.098 23
2 馬場剛 0.102 36
3 松村敏 0.104 61
4 室田泰史 0.107 56
5 菊地孝平 0.109 59
※7/7現在

現在、小芦はデビューから3節を終えている。水神祭はまだだが、3着3回と新人としては良い部類の成績を残している。やまと学校での勝率は6.16、優出3回優勝1回、卒業記念競走に出走しており、素質も十分うかがえる。
持ち味のスタート力は、間違いなく天性のものだと推測できる。その理由はこれまで走った23走で、小芦ひとりだけ抜け出したスタートが多いからだ。周りにつられて早いスタートタイミングになることはよくある。出走数が少なければ、そういった状況で平均STも上がりがちだが、小芦にはそれはない。ターンの方はまだまだ荒削りではあるものの、これだけのスタート力があれば、いつ水神祭をあげても何ら不思議ではない。
また、18歳という若さでありながら、チャレンジャー精神も旺盛。デビュー2節目の琵琶湖では、チルト1.5度を5走連続で試している。さらに最終日にはド新人では異例とも言える部品交換(リング交換)もしているのだ。このようなことからも小芦の「異端」ぶりが存分に見て取れる。なんとも興味深い新人だ。
次節は7/12から始まる丸亀一般戦に登場する。ナイターは前節の住之江で経験済み。小芦の「極S」はどこで火を噴くか、目が離せなくなってきた。

 

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