スター選手育成実行部会(座長:一般財団法人日本モーターボート競走会 渡邉哲宏理事)は、3月1日、2日の2日間、静岡県静岡市の「静岡放送」において、将来のボートレースを担う若手エリートボートレーサーを対象とした「2018 トップルーキー講習会」を実施しました。
この講習会では、ボートレース業界が「登録6年以内かつA2級以上」で、勝率や優勝回数、GI出場等の実績を考慮し選出した「トップルーキー」15名の選手を対象に、メディアトレーニングや各界著名人による講話などが実施されました。
各界著名人による講話では元プロ野球選手で「球界のレジェンド」の異名を持ち、史上初となる50歳での登板など、数々の大記録を達成してきた山本昌氏、現役レスリング選手で世界選手権13連覇、オリンピック3連覇などの実績を残し、2012年には国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里氏の2名を講師に迎え、一流のアスリートとしての意識の持ち方や取り組み、目標に向けてのメンタル面を含めた調整方法、ファンやマスコミへの対応などについて講話がなされました。
【参加選手コメント】
●登録第4719号 上條 暢嵩(大阪)
今回の講習会での経験を活かして、レース場での取材など、メディアへの対応は笑顔で大きな声を出して自分をアピールしていきたいと思いました。
また、元プロ野球選手の山本さんの講和では、自分を客観的に見て、長所・短所を見極めて長所を伸ばすことが重要という言葉が印象的でした。こうした考え方を取り入れて、ボートレース業界を盛り上げられるように、今後も努力していきたいと思います。
●登録第4848号 仲谷 颯仁(福岡)
メディアトレーニングでは、5M先の人に話すつもりで話すこと、自分の強みや個性をしっかりアピールすることが重要だということがわかりました。まだ自分には、アピールできる部分が見つかってないので、これから見つけていきたいと思います。
今回は実際にラジオ出演をさせていただき、とても緊張しましたが、この貴重な経験を活かしていきたいと思います。
●登録第4746号 大豆生田 蒼(埼玉)
今回は、テレビ番組の収録に参加させていただきました。とても緊張感があり、うまく話すことができませんでしたが、現役レスリング選手の吉田さんの講和で「自分が緊張しているときは相手も緊張している。自分だけでないと思えば安心する」という言葉があり、緊張しやすい自分にとっては、とても印象的でした。
今後は、まずA1になることを目標とし、レースやメディア対応において、いい意味で余裕をもって、うまく緊張感と付き合っていきたいと思います。