日刊編集後記


2021/1/25

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昨日まで行われていた大相撲初場所は、前頭筆頭の大栄翔の優勝で幕を閉じました。最近は平幕優勝が増えましたが、だいたいは下位の力士が突っ走るケースが多く、筆頭での優勝は珍しいですね。『番付崩壊』というような言葉も出ているようです。しかしながら私から見たら、たいして不思議なことではありません。横綱の休場が続き、場所前は大関貴景勝の横綱挑戦が話題になっていましたが、失敗どころか惨敗続きで来場所はカド番。ハッキリ言って日本人で横綱を張るのは極めて難しくなっています。久々に日本人横綱となった稀勢の里は、あっという間に引退を余儀なくされました。モンゴル人横綱の休場に、爺さんたちの集まりである横綱審議委員会は注意を促していますが、何やらむなしく響きます。ドングリの背比べ? それもいいではありませんか。

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from ヤマケイ

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