日刊編集後記


2019/5/14

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先月、ネパール東部にあるテンジン・ヒラリー空港で、離陸中の航空機が滑走路を外れて死亡事故が起きた。登山好きの知人によればこの空港は「ヒマラヤの玄関になっているが、高い山に囲まれていて風や気流の影響で極めて危険」だという。自分が知っている中では、香港の旧空港が住宅地のど真ん中にあって、マンションや高層ビル群の中を降りていったことを思い出す。何しろマンションの住人が体操しているところが見えるほど近かったので度肝を抜かれたものだ。ここも離着陸は非常に危険だったことは有名だが、今回のテンジン・ヒラリー空港の滑走路の1本は崖の上にあり、崖下までの落差は何と700m。別の意味で怖そうだが、一度自分の目でも確かめてみたい衝動に駆られる…。

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from ヤマケイ

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