日刊編集後記
2018/8/8
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今読んでる本2冊。

印とは僧侶、行者などが組んでいる様々な手のサインのこと。そのルーツはバラモン教の神に捧げる舞踊にあり、手指で概念や行為を表すムドラーが密教の印とそっくりなのだとか。
ふむふむ。
印を結ぶとか念仏を唱えるとかわくわくします。
呪文を唱えて魔法を使うアニメや映画の主人公に憧れる感覚です。
座禅の時に定印を組んだことがある人もいるかもしれませんが、もっと身近なのが合掌印。手のひらを合わせる合掌が実は印だったとは、知りませんでした。
しかも合掌印には12も種類があり、手の甲と甲を合わせるものもあるとか。
次は唾液がでる本。

戦後まもなくのパリに渡った著者の食に関するエッセイ。様々な料理の調理過程が描写されています。
食材を切ったり混ぜたり、または加熱された食材がどのような形状になるか。この本を読んでいるとおなかがへります。タイトルにもあるように、オムレツをつくるところなど、淡々と説明されているようでじんわり暖かさがつたわってくる。素敵な本です。
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