日刊編集後記
2018/8/8
タロットの本に出会ってからオカルトづいている。最近は西洋占星術にまで手を出し始め、ホロスコープを読もうとしている。、ホロスコープとは生まれた日にちと時間、場所によって導き出された天体の配置図のことで、これによってその人の運命がみえるというものだ。正直当たるのか?と半信半疑でいる。だから自分でホロスコープを読んでやろうと思った。
占星術には太陽から冥王星まで10の天体が登場する。そしてその天体がどのハウス(人生における様々な懸案)にあってどのサイン(個人に与える性質や傾向)を差しているかという組み合わせでその人の運命をみる。
人間を小宇宙と見立てて宇宙の天体の動きから人間を探ろうとするなんて、ロマンチックだしわくわくする。それに自分たちが改めて複雑な存在なのだと認識した。こいつはこういう人間だ、と決められないということだ。人には色んな面がある。それこそ星の数ほど。
我々は成長過程で、自分がどういう人間かということを決めてしまいがちだ。学校の通信簿とか家族の言葉とか。他者とのコミュニケーションのなかでアイデンティティを見つけるのだから仕方がない。でも本来人間には様々な性質が備わっていて、それが音楽のミキシングみたいに、複数のキャラクターのボリュームをあげたりさげたり、それぞれが影響し合ったりして現在の自分が作られている。人間が小宇宙と言われるのはこういうことなのか。ほんとうにおもしろい。