日刊編集後記
2018/6/3
先日のオールスターで大阪(伊丹)空港を利用したのですが、この1年半ぐらいの間に大改築&大改装されていてビックリしました。つい2年ほど前までは、発着便数の多い割に手狭な感じがあったのですが、それが一変していました。実はこの伊丹空港、住宅街のど真ん中にあって早朝や深夜は使えません。それで関西空港(関空)ができた後には廃止の方向だったらしいのですが、関空のアクセスが悪く最初の想定より全く利用者が伸びず、逆に伊丹は全然減らなかったので“存続”どころか、改装して快適な施設にしようとなったとのことです。その一方で、関空は毎年赤字を垂れ流して深刻な状況に陥っていたけれども、日本を訪れる観光客とそれに伴うLCCの増加でようやくひと息ついたとか。空港って、地元の政財界はどこでも作りたがるけれど、すさまじい造成費と維持費がかかるんですね。開場しても閑古鳥が泣いている所をよく見かけます。最終的には地元の人たちへの負担となって戻ってくるので、綿密な事前調査が必要だと思いますね。出張が多い仕事をしていると、ふとそんなことを感じてしまいます。